Release トークセッション劇場発表
新国で2026年1月18日(土)に、トークイベント「『触る模型』舞台芸術の未来への取り組み」が開催されます!
2026年1月15日
Open Theatre Project 〜知ろう、始めよう、観劇サポート〜
第2回「触る模型」舞台芸術への取り組み
新国立劇場は、障がいの有無を問わず舞台芸術を楽しめる「開かれた劇場」を目指し、観劇サポートと称して、視覚、聴覚に障がいをお持ちのお客様に対する情報保障などのサービス提供に取り組んでいます。
この度、「Open Theatre Project」と題し、新国立劇場が実施している観劇サポートの事例を紹介し、蓄積してきた知見を公開するイベントを2度にわたり開催しています

第1回は昨年12月に新国立劇場の観劇サポートの全体像、準備の過程について報告会を開催。それに続く、第2回目となる今回は、一般社団法人 日本舞台美術家協会と共催にて視覚障がいのある方への鑑賞支援に活用されている『触る模型』をテーマにしたトークイベントを1月18日(日)に開催します。
本イベントでは、舞台美術家の二村周作氏、久保田悠人氏を中心に、2025年10月にアラブ首長国連邦シャルジャ首長国で開催された国際舞台芸術展「World Stage Design 2025: Scenofest」における「触る模型」講演の模様やその反響を報告するとともに、「触る模型」を用いた鑑賞支援の現場での知見を紹介し、“全ての人が共に舞台を楽しむ”ために劇場ができることを、障がい当事者および来場者の皆様とともに考えます。
<開催概要>
【イベント名】Open Theatre Project 〜知ろう、始めよう、観劇サポート〜 第2回「触る模型」舞台芸術の未来への取り組み
【日時】2026年1月18日(日)15:00〜17:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス ホワイエ
【対象】
舞台芸術の企画・制作・運営に携わる、すべての方(例:劇場、ホール等文化施設、制作会社にお勤めの方など)
特に、公演での視覚障がい、聴覚障がいをお持ちの方へのサービスに関心のある方、実践のヒントを探している方におすすめです。また、この分野にご興味のある一般の方も、イベントにご参加いただけます。
【参加費】無料 【参加方法】要事前申込
【お申込み・詳細】https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_030214.html
【主催】文化庁/公益財団法人 新国立劇場運営財団
【共催】一般社団法人 日本舞台美術家協会(JATDT)
<イベント内容>
1) 触って理解する鑑賞支援ツール「触る模型」の紹介
2) 国際舞台芸術展WSD2025(シャルジャ)の報告
3) “舞台美術のデザイン模型”を「触る模型」へ翻訳する制作プロセス紹介
4) 視覚障がい当事者を交えた座談会
【話し手】今立由紀(ゲスト:新国立劇場観劇サポート視覚当事者アドヴァイザー)
二村周作 久保田悠人 清野佳苗 伊藤保恵 大沢佐智子(進行)
<「触る模型」とは──>
視覚障がいのある方への情報保障として、上演空間や劇場空間の模型を開演前に触っていただき、観劇の楽しみを広げるためのツールです。JATDTでは、2014年、舞台美術家が持つ“模型制作スキル”を社会に寄与する活動に活かしたいとの思いから、有志が集い「触る模型」委員会を立ち上げました。新国立劇場は2021年7月「反応工程」以降の観劇サポートで使用する「触る模型」の制作をJATDTに依頼しています。
※本イベントの会場には新国立劇場の観劇サポートで使用した過去の一部演目の「触る模型」を展示いたしますので、参加者にはご自由に「触る」体験をしていただけます。また、休憩時間にはそれぞれの「触る模型」について舞台美術家協会員が質問を承ります。
- ◎第1回イベントで 障がい当事者の方が模型を触る様子
- ◎『焼肉ドラゴン』で使用した「触る模型」
<『World Stage Design』(WSD)とは──>
劇場芸術国際組織(OISTAT)が主催するパフォーマンスデザインの国際展で、舞台デザインの展示・コンペティション等に加え、舞台の専門家から学生、愛好家までが参加できる「Scenofest(セノフェスト)」を含む複数のイベントで構成されています。本イベントでは、このScenofest内のトークプログラムで行った『触る模型』を紹介する講演の報告を行います。WSD2025:Scenofestの講演では、二村周作氏が活動の基調に触れ、久保田悠人氏が舞台美術のデザイン模型を『触る模型』へ「翻訳」して作り上げていくプロセスを説明しました。当日はその知見を踏まえ、『触る模型』の可能性や運用面の課題も含めて議論します。
<イベント登壇者のご紹介>
二村 周作(ふたむら しゅうさく)
舞台美術家/玉川大学芸術学部演劇・舞踊学科教授。文化庁在外研修員として渡英し、Central Saint Martins校MA Scenographyを修了。第14回、22回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞など受賞。2025年度紫綬褒章受章。
久保田 悠人(くぼた ゆうと)
舞台美術家。早稲田大学建築学科建築史研究室卒。2014年、日本舞台美術家協会舞台美術賞公募展にて最優秀賞受賞。伊藤雅子氏に師事し2019年独立。2020年から触る模型委員会に参加。現在はストレートプレイ、ミュージカル、2.5次元、オペラなど幅広く活動。
<新国立劇場の観劇サポート/「Open Theatre Project」について>
新国立劇場では、2018年に上演した演劇『スカイライト』より「観劇サポート」として、主に、視覚障がいをお持ちのお客様、聴覚障がいをお持ちのお客様にも演劇を楽しんでいただくための取り組みを進めてまいりました。2020年(令和2年)度以降は、文化庁の「障害者による文化芸術活動推進事業」として実施しています。
詳しい取り組み内容はこちら。
<Open Theatre Project>
2025年(令和7年度)は、「Open Theatre Project」と題し、新国立劇場が実施している観劇サポートの事例を紹介し、蓄積してきた知見を公開するイベントを2回開催いたします。全国の劇場、ホール等が同様の取り組みを始めるための一助となることを目指します。
第1回は2025年12月14日に開催され、新国立劇場の観劇サポートの全体像、準備の過程について報告しました。当日は小川絵梨子芸術監督が参加し、視覚・聴覚障がい当事者とともに、これまでの取り組みや理念、今後の展開について共有しました。

<一般社団法人 日本舞台美術家協会とは>
(略称JATDT:Japan Association of Theatre Designers &Technicians )
舞台芸術において視覚的・美術的立場から演出に参画する創作者と技術者、ならびに舞台美術教育者や研究者が集まった、国内唯一の舞台美術家のための職能団体です。
1958年 初代会長の伊藤熹朔(いとう きさく)を筆頭に、吉田謙吉(よしだ けんきち)・長谷川勘兵衛(はせがわ かんべえ)・三林亮太郎(みつばやし りょうたろう)など、気鋭の舞台美術家を中心に 日本舞台美術家協会 として発足し、以来、日本の舞台芸術全般の発展と高揚に貢献すると共に、舞台美術家の創作環境の向上を目指して参りました。
全国の舞台美術家の「創作活動に対する支援」「社会的地位の確立」「人材の育成」「専門的技術の記録・保存」等を主な目的とし、様々な事業活動を行っています。2019年12月に法人化し、一般社団法人 日本舞台美術家協会 として新たなスタートを切りました。(JATDTウェブサイトより)

