Release 劇場公演
26年9月から東京芸術劇場にて、『リア王 -King Lear-』が上演決定!
2026年2月20日
シェイクスピア四大悲劇の最高峰に、内野聖陽が満を持して挑む。
今、上演相次ぐ注目作。 演出は 名匠 森新太郎!
『リア王 -King Lear-』
[作] ウィリアム・シェイクスピア [翻訳] 松岡和子 [演出] 森新太郎 [主演]内野聖陽
【公演情報】2026年9月21日(月・祝)~10月4日(日)(予定)
東京芸術劇場 プレイハウス ※ほか 新潟、愛知、兵庫、岡山、福岡公演あり
円熟を増す、はずれ知らずの名優 内野聖陽が、シェイクスピア悲劇の最高峰、念願の「リア王」役に挑む!
東京芸術劇場では、国際色に富む、多彩なラインナップを展開しております。今年秋には『リア王』を上演します。シェイクスピア四大悲劇の一つ、老境を迎える王が、権力も領土も娘たちの愛も全て失って転落するさまを描く傑作です。名だたる名優がその晩年に演じてきた難役に挑むのは内野聖陽。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、いま最も充実した仕事ぶりを見せています。
硬軟・老若取り交ぜ、多彩な役どころを演じる力量には定評があり、いずれもが強烈な印象を残す、はずれ知らずの50代。
昨年WOWOW連続ドラマW「ゴールドサンセット」で、シニア劇団で『リア王』を演じる謎の老人を演じました。それ以来この役に 寄せる熱い思いが、今回の出演につながりました。内野は当劇場で、同じくシェイクスピア四大悲劇の『ハムレット』を2017年に演じました。シェイクスピアの主人公の中でも最も聡明な、全てを知りつつ破滅する若いハムレットを48歳で演じ、いま58歳にして、最も愚かで無知なまま滅びていく老境のリア王を演じる・・・四大悲劇の両極にある二大ヒーローを10年のうちに演じる、このふり幅こそが、俳優 内野聖陽の真骨頂といえるでしょう。
“老い”を描き、とみに上演頻度の高い『リア王』。内野と3度目のタッグで挑む、実力派演出家 森新太郎。
四大悲劇の『ハムレット』は”復讐”、『オセロー』は”嫉妬”、『マクベス』は”裏切り”をモチーフとする傑作ですが、『リア王』は”老い”を描くという意味で世界が超高齢化を迎えるいま非常に切実な作品です。近年日本でもこの戯曲の上演頻度が顕著に高まっているのもうなずけるところです。今回、内野と組んでこの傑作に挑むのは、日本演劇界を牽引する名演出家の森新太郎です。ミュージカルから古典劇まで幅広く手掛ける作品はいずれも現代性、社会性が透徹しており、特にシェイクスピア劇の演出で見せる 鮮やかな手腕は高く評価されています。内野とは、『THE BIG FERRAH』『東海道四谷怪談』に続く三度目のタッグ。共に熱量の高い二人が、悲惨な結末に突き進んでいく、救いようのない人間たちのドラマをいかに描きあげるか、期待の高まるところです。
<あらすじ>
長年王国に君臨した絶対権力者のリアは、王位と領土を譲渡すべく、娘たちの愛情を試す。甘言を口にする長女・次女をいさめて王に苦言を呈する三女コーディリア。最愛の末娘の不愛想な態度に激怒したリアはコーディリアを勘当し、長女・次女に領土を分割する。しかし頼った二人はリアを歓迎しない。その非道な仕打ちにリアは出奔し、道化とともに荒野で狂乱する。一方、臣下のグロスター家では、私生児のエドマンドの策略に嫡男エドガーが陥れられ、逃走。エドマンドはリアの長女と次女それぞれを篭絡して権力の座を目指す。悲惨な境遇の中で狂気に陥るリア、エドマンドの裏切りでとらわれて目をくりぬかれるグロスター、フランス王に嫁いだコーディリアはリアと再会を果たし、二人の姉に戦いを挑む。姉二人はエドマンドの愛、互いの領土をめぐって対立を深め、 血で血を洗う抗争はやがて悲劇の結末を迎える…。
【主演・内野聖陽 (うちのせいよう) プロフィール】

1968年9月16日生まれ、神奈川県出身。1993年に俳優デビュー。森田芳光監督作「(ハル)」で第20回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。2007年にNHK大河ドラマ「風林火山」で主演を務め、「JIN」「臨場」などのドラマ、映画、舞台等多くの作品に出演。2019年放送のドラマ「きのう何食べた?」での演技も話題となった。最近ではWOWOWにて昨年2~3月放映の連続ドラマW「ゴールドサンセット」で、リア王を演じることにとりつかれた謎の老人を演じ、注目を集めた。主な出演舞台は『芭蕉通夜舟』『化粧二題』(鵜山仁演出)『笑の大学』(三谷幸喜作演出)『M.バタフライ』(日澤雄介演出)『ベガーズ・オペラ』『ハムレット』(ジョン・ケアード演出)『東海道四谷怪談』『THE BIG FERRAH』(森新太郎演出)他。
芸術選奨文部科学大臣賞、芸術祭演劇部門最優秀賞、菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、紀伊国屋演劇賞個人賞、モンテカルロ国際テレビ祭主演男優賞受賞。紫綬褒章受章。
<メッセージ>
なぜいま「リア王」を演じるか?それは、自分が納得いくリアという作品を見てみたいからです。17世紀のシェイクスピアの時代も21世紀の現在も、人間ってのは大して成長してないなということ。そして、非常事態の中で見せる人間の本音の絡み合いは、やはりワクワクするものがあること。そういう作り手のワクワク感をお届けしたいのと、やはり、創作過程で自分たちが思いもよらなかった景色が見えて来たら最高だなと思っています。何よりリアという作品を、今、初老の段階に入っている自分なら、どう演じるのかをみてみたいという感覚があります。
この企画を立ち上げた時はこんなにも『リア王』ラッシュが続くとは思いもよりませんでした。『リア王』には現代に生きる我々が直面している問題が多いからなのではと思ってます。国のトップの覇権争い、親子・血縁・側近のディスコミュニケーション、そして、老いや健康寿命の問題などなど…またリアかよと思われるかもしれませんが、森新太郎演出のリアは、絶対に面白くなる予感がします。
まずはテキストを深く掘り下げて内野ならではの感性でリアを自由に羽ばたかせたい。そして才能ある共演者の皆様とのセッションで面白い景色を沢山発見したいです。 森新太郎さんという現代演劇の気鋭の才能に、演者としてたくさん提示して創造的なセッションが沢山出来れば、きっといい結果が生まれると信じてます。
ご期待ください。

【演出・森新太郎 (もりしんたろう) プロフィール】
2002年に演劇集団円に入ると、06年に『ロンサム・ウェスト』で演出デビュー。古典から現代劇まで幅広く手掛ける。またミュージカルにも挑戦し、ジャンルにとらわれない活動を行う。自身が主宰するモナカ興業でも活動中。13年に文化庁新進芸術家海外研修制度でアイルランドへ、18年にシンガポールへ留学。近年の演出作は、『マスター・クラス』『十二夜』(25)、『ヴェニスの商人』『ハムレットQ1』『メディア/イアソン』(24)、『NOISES OFF』『夜叉ヶ池』『バンズ・ヴィジット』(23)、『ヴィンセント・イン・ブリクストン』『奇跡の人』『冬のライオン』『ピーター・パン』(22)など。毎日芸術賞千田是也賞、文化庁芸術祭優秀賞、読売演劇大賞グランプリ及び最優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、WOWOW presents 勝手に演劇大賞演出家賞受賞、菊田一夫演劇賞を受賞。
<メッセージ>
リアという一人の王の破滅だけでなく、一つの世界秩序がいとも簡単に、凄まじいスピードで崩壊する様を描けたらと考えています。人間をこうまで無知無力、虫けら同然だと感じさせるシェイクスピア作品を私は他に知りません。新時代への希望などほとんど……あるいはまったく謳われていない終幕だからこそ、この劇がいま必要なのだと思う次第です。魂の俳優・内野聖陽さんと共に、〝リア王の荒野″に力強く分け入っていきたい。
<公演概要>
公演名:『リア王 -King Lear-』
作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:松岡和子
演出:森新太郎
主演:内野聖陽
公演日程:2026年9月21日(月・祝)~10月4日(日)(予定)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス ※ほか 新潟、愛知、兵庫、岡山、福岡公演あり
主催:東京芸術劇場
お問い合わせ:東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00)