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Release 劇場公演(追加情報)

パルテノン多摩『キオスク』メインビジュアル完成!

2025年10月11日

激動の時代の渦中で懸命に生きる青年と、その周辺の人々の姿を描く感動作
オーストリアの作家ローベルト・ゼーターラーの秀作
『キオスク』
2025年12月パルテノン多摩・大ホールにて公演

宣伝美術:高橋義徳 宣伝写真:逸見隆明 (上段左から)石黒 賢、山路和弘、(中段左から)壮 一帆、一色洋平、一路真輝、(下段左から)陳内 将、小石川桃子、内田健司

純粋な17歳の青年が、様々な大人たちとの関わりや初恋を通して時代に翻弄されながらも、前を真っ直ぐ向いて懸命に生きていく姿を想起させるメインビジュアルが完成!

オーストリアの人気作家ローベルト・ゼーターラーによるベストセラー小説を作者本人が戯曲化した「キオスク」は、ウィーンのタバコ店で働くことになった17歳の青年フランツが、大人たちとの交流や初恋を通じて遂げる波乱の成長や、ウィーンで出会った愛するものを通して知る政治、世情と向き合う物語です。
どんな状況でも前向きに強く生きていこうとする物語と重なるようなメインビジュアルが完成しました。
フランツ役の一色洋平が真っ直ぐなまなざしでしっかりと前を見据え、周りにはフランツに関わり影響を与えていく役柄を演じるキャスト陣が様々な方向を向いて取り囲み、モノクロームで描かれたその世界観は、ナチスドイツが台頭しヒトラーによるホロコーストが始まって人種差別が横行する、作品の舞台となる1937年から38年の厳しいオーストリアの時代を表しているように見えます。
日本では、2019年12月から翌年1月に、原作小説に忠実に石丸さち子上演台本・演出でリーディング公演として東京、兵庫で初演され、21年初頭にはローベルト・ゼーターラー本人による戯曲版が、石丸さち子の演出で、東京、兵庫、愛知、静岡、広島で上演されて大好評を博しました。
今年2025年は戦後80年を迎えましたが、世界では今もなお戦禍に苦しむ人々、戦乱による貧困や飢えに苦しむ子供たちが多くいます。
今回の『キオスク』も実力派俳優陣の出演で、時代の渦中で実直に生きる事を静かに鮮烈に描きます。遠い異国の物語ではなく身近なドラマとして、“いかに生きるか”“人と人との繋がり”とは、を投げかけ、観客と舞台が共鳴できる作品としてご注目ください。

 

【あらすじ】

1937年、ナチスドイツが台頭するオーストリアのウィーンに、自然に恵まれた湖畔で母親と二人暮らしだった17歳のフランツがやって来る。母の経済的後ろ盾の男性が落雷事故で急死し、働きに出されたのだった。
フランツはキオスクの住み込み見習店員となり、母の知人である店主オットー・トゥルスニエクがさまざまな事を教え、自立の扉を開き、大人の世界へと導く。
また、店の常連客である精神分析学者フロイト教授との出会いは無垢なフランツにさまざまな影響をもたらし、教授は彼に人生を楽しみ恋をするよう忠告する。
ボヘミア出身で謎めいた女性アネシュカに心を奪われるフランツ。アネシュカは葛藤を抱えながら、激動の時代を生き抜く強さをもフランツに示す。また、遠く湖畔に暮らす母親はフランツからの絵ハガキが心の支えとなります。
フランツにとって予期せぬオットー・トゥルスニエクとの別れ、そこで知るオットーの気骨ある生き様と葛藤、人生の岐路や不条理。人生に関する名言が印象的な最晩年のジークムント・フロイト。
二人に影響を受けながら、フランツは時代の激動にのみ込まれるオーストリアのウィーンで青春の炎を燃え上がらせながら、厳しい世情の中、思いがけない経験を重ねていく・・・。

 

【公演概要】

『キオスク』
作:ローベルト・ゼーターラー
翻訳:酒寄 進一
演出:石丸 さち子
出演:一色 洋平、石黒 賢、壮 一帆、陳内 将、内田 健司、小石川 桃子、一路 真輝、山路和弘
公式サイト:https://www.kiosk-stage.jp
日程:2025年12月5日(金)~10日(水)
会場:パルテノン多摩・大ホール

一般発売:絶賛販売中!
チケット料金:¥10,000(全席指定・税込)
チケット取扱い:パルテノン多摩/イープラス/チケットぴあ
お問合せ先:パルテノン多摩共同事業体 042-376-8181(10:00~19:00休館日を除く)

 

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