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Release 劇場公開(追加情報)

2月17日(土)一般販売開始!新国立劇場『デカローグ』演出:小川絵梨子さんからのメッセージ

2024年2月5日

「トリコロール」三部作、『ふたりのベロニカ』で知られる
ポーランド出身の世界的映画監督クシシュトフ・キェシロフスキ。
彼が遺した傑作『デカローグ』を小川絵梨子、上村聡史の演出で完全舞台化!

「トリコロール」三部作、『ふたりのベロニカ』で知られる、ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』。

旧約聖書の十戒をモチーフに 1980 年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集です。
十篇の物語は、オムニバス形式のそれぞれが独立した1時間前後の作品。

この十篇の物語を2024年4月~7月、新国立劇場にて完全舞台化!

全10話を大きく3つのブロックに分け、4~5月に『デカローグ1~4』、5~6月に『デカローグ5~6』、6~7月に『デカローグ7~10』と上演。

4~5月に上演する『デカローグ1~4』の上演情報が発表された。

小川絵梨子が演出を担当する1話と3話を「プログラムA」、そして上村聡史が演出を担当する2話と4話を「プログラムB」とし、交互上演。

 

小川絵梨子からのメッセージ

『デカローグ』は人生と愛についての連作集です。十篇がそれぞれ独立した作品でありつつ、登場人物はみな同じ団地の住人であることから互いに繋がってもおり、十篇が壮大な一つの物語ともなっています。 登場人物たちは皆、どこにでも存在し得る隣人として描かれており、日常を生きる中で一つ一つの選択に悩み、葛藤し、時には失敗をしたり後悔もします。また、どの選択が正しかったのか振り返った時にも分からず、曖昧で孤独な不安
の中に取り残される事もあります。各エピソードは十戒をモチーフにしていますが、決して人間を裁き断罪する物語ではなく、寧ろ、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さも含めて向き合うことを描いた物語となっています。そこには正解もハッピーエンドもないかもしれませんが、人間をそのままに見つめ寄り添う視点の奥底には、人への根源的な肯定と愛が流れているように感じます。世界各地で戦争は続き、日々の生きづらさや、人生を生きることへの不安が簡単に消えることはありませんが、人間という存在への深い愛情と希望、そしてたとえ到達出来なくとも、人がより良い世界に向けて葛藤し続けることの必然と大切さを、この十篇の物語を通して少しでも描く事が出来たら幸いです。

 

公演概要

【タイトル】『デカローグ 1~4』

原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一
上演台本:須貝 英
演出:小川絵梨子/上村聡史
美術:針生 康
映像:栗山聡之
照明:松本大介
音楽:阿部海太郎
音響:加藤 温
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:長町多寿子/西 祐子・中嶋彩乃
舞台監督:濵野貴彦/清水浩志
主催:新国立劇場
後援:ポーランド共和国大使館 / ポーランド広報文化センター
Supported by Embassy of the Republic of Poland / Polish Institute in Tokyo

【キャスト】

プログラムA
<デカローグ1>
ノゾエ征爾、高橋惠子/チョウ ヨンホ、森川由樹、鈴木勝大、浅野令子/亀田佳明
<デカローグ3>
千葉哲也、小島 聖/ノゾエ征爾、浅野令子、鈴木勝大、チョウ ヨンホ、森川由樹/亀田佳明

プログラムB
<デカローグ2>
前田亜季、益岡 徹/坂本慶介、近藤 隼、松田佳央理/亀田佳明
<デカローグ4>
近藤芳正、夏子/益岡 徹、松田佳央理、坂本慶介、近藤 隼/亀田佳明

【会場】 新国立劇場 小劇場
【公演日程】2024年4月13日(土)~5月6日(月・休)
【料金(税込)】A席 7,700円/B席 3,300円
【一般発売】 2024年2月17日(土)10:00~
【チケット申し込み・お問い合わせ】
新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999(10:00~18:00)
新国立劇場Webボックスオフィス https://nntt.pia.jp/

 

 

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