KAAT × Vanishing Point 日英国際共同制作 『品川猿の告白Confessions of a Shinagawa Monkey 』Critics’ Awards for Theatre in Scotland (スコットランド演劇批評家協会賞)、4部門で最高賞を受賞！

2025年6月8日(日)、エディンバラのトラヴァース・シアターにて、スコットランド演劇批評家協会賞(CATS)（https://criticsawards.theatrescotland.com/） の授賞式が開催され、Vanishing PointとKAAT神奈川芸術劇場による国際共同制作『品川猿の告白』が、4部門の最高賞を受賞する快挙を達成しました。

『品川猿の告白Confessions of a Shinagawa Monkey』は、「カイハツ」プロジェクトを経て、KAATと劇団Vanishing Pointが日英国際共同制作として2024年11月から12月に上演した村上春樹原作による、叶わぬ恋の物語を描いた幻想的なコミック・ミステリーです。KAAT公演の後、2025年2月から3月にかけて、スコットランド グラスゴー、ダンディーの2都市で公演を行いました。

日本 横浜公演：2024年11月28日(木) ～ 2024年12月8日(日)＠KAAT神奈川芸術劇場＜大スタジオ＞
スコットランド グラスゴー公演：2025年2月22日(土) ～ 3月1日(土) @Tramway スコットランド ダンディー公演：2025年3月6日(木) ～ 3月8日(土) @Dundee Rep

今回７部門でノミネートされ、最優秀デザイン賞（Best Design）、最優秀技術賞（Best Technical Presentation）、最優秀アンサンブル賞（Best Ensemble）の3部門、さらに主人公である“猿”を演じたサンディ・グリアソンが、卓越した演技賞（Outstanding Performance）を受賞し、本年の最多受賞作品となりました。

評論家も絶賛！

スコットランド演劇批評家協会賞（CATS）共同主宰のマーク・ブラウン氏

「スコットランドの演劇界は第二次世界大戦以降、素晴らしい復興を遂げてきました。その原動力のひとつが“国際性”であり、その国際的な演劇活動を26年間にわたって牽引してきたのがVanishing Pointです。 『品川猿の告白』は、複数の言語と文化をひとつの作品に融合させる、まさに彼らならではの国際的な演劇スタイルの結晶です。」

Corr Blimey! / Across the Arts アンナ・バーンサイド氏

サンディ・グリアソンの演技について
「彼の“猿”は、まるで当たり前のようにそこに存在しており、動物であることに一切の疑いが持てないほど自然でした。 卓越した身体表現に加え、熟練のパペティアと連携して動く“尻尾”がさらなる深みを与えており、すでに驚くべき演技にさらなる ニュアンスを加えていました。まさに特別な体験でした。」