Release 劇場公演
世田谷パブリックシアター この秋カンパニー・ルーブリエ/ラファエル・ボワテル『Ombres Portées/キャストシャドウ』を上演
2025年7月28日
言葉と肉体が交錯する現代サーカスの新境地
ラファエル・ボワテル率いるカンパニー・ルーブリエ、
6年ぶりとなる来日公演!

© Christophe Raynaud de Lage
世田谷アートタウン2025関連企画
カンパニー・ルーブリエ/ラファエル・ボワテル 『Ombres Portées/キャストシャドウ』
2025年10月24日(金)~10月26日(日)
会場:世田谷パブリックシアター
主催:公益財団法人せたがや文化財団
企画制作:世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
フランス現代サーカス界を牽引するラファエル・ボワテル率いる カンパニー・ルーブリエ、6年ぶりの来日公演!
フランスの現代サーカス界を牽引する存在として異彩を放つ演出家・振付家のラファエル・ボワテル。日本を拠点とするサーカスアーティストとの国際共同制作による『フィアース5』(2021、23年)の演出も記憶に新しい彼女が率いるカンパニー・ルーブリエが、6年ぶりに世田谷パブリックシアターに登場します。
今作『Ombres Portées/キャストシャドウ』の演出・振付を手掛けるラファエル・ボワテルは、現代サーカスの発信地であるフランスを拠点に活躍する気鋭の演出家・振付家です。2021年には、ジョセフ・ナジやフィリップ・ドゥクフレなどが担当してセンセーションを巻き起こしたフランス国立サーカスアートセンター(CNAC)の卒業公演のディレクターに抜擢され、大きな話題を呼びました。さらに、2024年パリ五輪・パラリンピックに向けた大規模文化プログラム「カルチュラル・オリンピアード(Cultural Olympiad)」の一環として、パリのパレ・ロワイヤルを舞台にした『ホライズン(Horizon)』を発表。都市空間を活かした、身体表現による斬新な演出で世界的に注目を集めるなど、その活動は常に存在感を放ち続けています。
ラファエルを中心に2012年に設立されたカンパニー・ルーブリエは、演劇、ダンス、音楽、映画といったさまざまな表現をボーダーレスに取り入れた“総合芸術”としての現代サーカスと、オリジナルの装置によって生み出される唯一無二のパフォーマンスで世界各国の観客を魅了しているカンパニーです。2019年の初来日公演『When Angels Fall/地上の天使たち』では、ディストピアと化した世界を舞台に、希望を求めて立ち上がろうとする人々の内なる強さを圧巻の空中パフォーマンスとともに力強く描き出し、日本の観客に衝撃を与えました。

©Pierre Planchenault
言葉と肉体が交錯する現代サーカスの新境地
光に照らされ、影とともに立ち現れる、秘密と不穏をまとった家族の物語
本作『Ombres Portées/キャストシャドウ』は、クラウド・スウィング、コントーション、アクロバット、エアリアルなどの迫力あるサーカスアクトとともに、ラファエルの作品ではこれまでになかった“言葉”が役割を持って登場します。
ラファエル自身が「私が思い描いた“総合芸術”としての舞台作品」と語る本作では、身体表現、演劇、ダンス、映画、そして登場人物たちの紡ぐ言葉がボーダーレスに融合され、そられすべてが、まるでひとつの夢をみているかのように交錯しながら作品世界を作り上げていきます。
光と影が織りなす舞台空間の中で展開されるのは、秘密と不穏をまとった家族の物語です。タイトルの『キャストシャドウ』とは、ビジュアル・アートにおいて、光を受けた物体によって別の物体の上に落ちる影を指す言葉。ラファエルの最大の理解者であるトリスタン・ボドワンによる芸術的な照明と、アルチュール・ビゾンによる音楽の中で、パフォーマーたちが家族、秘密、変わりゆく運命を圧倒的な身体表現で体現する作品世界は、息をのむほどの美しさに満ちています。
カンパニー・ルーブリエが放つ、言葉と肉体が交錯する現代サーカスの新境地を、ぜひ劇場で体感してください。

©Christophe Raynaud de Lage
▼プロフィール
カンパニー・ルーブリエ/Cie L’Oublié(e)
2012年、振付・構成・演出を務めるラファエル・ボワテルを中心に設立。サーカスに、演劇、ダンス、映画などの様々な分野を融合させた新しい身体的・視覚的言語の開発に力を入れている。特にエアリアルについては伝統的なサーカスでは見られない画期的な新しい装置を開発。唯一無二のスタイルが注目を集め、世界中で人気を博す。
日本拠点のアーティストとの国際共同制作『フィアース5』(2021, 23年)のオリジナルで、伝統的なサーカスをオマージュした人気作『5es HURLANTS』(2015年)、19年に初来日公演となった『When Angels Fall/地上の天使たち』(2018年)のほか、『UN CONTRE UN』(2020年)、本作『キャストシャドウ』(2021年)など、複数の作品で世界中をツアー。ボルドー国立歌劇場と共同制作されたパルクール作品『HORIZON』(2019年)は、2024年9月に開催されたパリ2024夏季オリンピックに向けたカルチュラル・オリンピアードの中でも上演され注目を浴びた。
ラファエル・ボワテル/Raphaëlle Boitel
1984年生まれ。6歳より演技を学び、パフォーマンスを始める。8歳にてアニー・フラテリーニに見初められ、1992年に名門、国立サーカス学校アカデミー・フラテリーニに入学。1998年から2010年まで、フランス現代サーカスの旗手ジェームス・ティエレと共に活動。13年のツアーの間、平行して演劇や映画、テレビなどでも活躍する。12年、Cie111/オーレリアン・ボリーにて活動。その後、カンパニー・ルーブリエを設立する。自身の作品の他、ミラノ・スカラ座、パリ・シャトレ座、オペラ=コミック座などでオペラの振付を担当。2020年には、フランス国立サーカスアートセンター(CNAC)の卒業制作の演出に抜擢された。

© Christophe Raynaud de Lage
▼公演概要
世田谷アートタウン2025関連企画
カンパニー・ルーブリエ/ラファエル・ボワテル
『Ombres Portées/キャストシャドウ』
【演出・振付】ラファエル・ボワテル
【出演】カンパニー・ルーブリエ
【日程】2025年10月24日(金)19:30 / 10月25日(土)15:00 / 10月26日(日)15:00
【会場】世田谷パブリックシアター
【チケット一般発売】 2025年7月26日(土)
【チケット料金】一般 6,000円、ペア 11,000円(全席指定・税込)
【お問合せ】世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00~19:00 年末年始を除く)
【公式instagram】世田谷パブリックシアター[ダンス・フィジカル] @setagayapt.dance
【公式X】世田谷パブリックシアター[ダンス・フィジカル] @DanceSetagayaPT、世田谷パブリックシアター @SetagayaTheatre
【『Ombres Portées/キャストシャドウ』劇場HP】https://setagaya-pt.jp/stage/25028/
主催:公益財団法人せたがや文化財団
企画制作:世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
助成:笹川日仏財団
文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
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