Release 劇場公演
2026年3~4月に、ケムリ研究室の新作『サボテンの微笑み』がシアタートラムで上演決定!
2025年12月12日
ケラリーノ・サンドロヴィッチ×緒川たまきのユニット「ケムリ研究室」
彼らが贈る新作は、“ナイーヴな人たちの小さな物語”
ケムリ研究室no.5 『サボテンの微笑み』
劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と俳優の緒川たまきによる演劇ユニット・ケムリ研究室。2020年の旗揚げ以来コンスタントに活動を続けているケムリ研究室が、2026年3~4月に東京・シアタートラムにて新作公演『サボテンの微笑み』を上演いたします。

本作は、毎公演手触りの異なる作品を作り上げてきたケムリ研究室による待望の新作公演。大正、昭和初期の日本を舞台に兄妹が暮らす家を訪れる人々の姿を描きます。モダニズムの時代特有の快活さを纏うビジュアルも公開。目を引く真っ白な背景に佇む緒川たまきとそっと寄り添うサボテンからは柔らかな作品の世界観が漂ってきます。
主宰の緒川たまきの他、今年デビュー20周年を迎え、映画『ドールハウス』や舞台『A Numberー数』など確かな演技力で実力派として活躍を続ける瀬戸康史。こまつ座『父と暮せば』の二人芝居が記憶に新しく、兄の瀬戸康史と初共演の瀬戸さおり。劇団「ふくふくや」の副座長を務め、配信ドラマ『地面師たち』『私の夫と結婚して』で話題を集めた、ニトリのCMでもお馴染みの清水伸。劇作家・演出家としてコンスタントにプロデュース公演を上演する傍ら、俳優としても数多くの映像作品に出演し独自の存在感を残す赤堀雅秋。俳優として長年に渡って数多くの話題作に出演し、近年ではナレーションや声優としての活動も高く評価を受ける萩原聖人。ムーンライダーズやKERAとのユニット「No Lie-Sense」として活動する傍ら、近年は映像作品にも多数出演し、本作が19年ぶりの舞台出演となる鈴木慶一など、彩り豊かな俳優陣が集結しました。
本作は3月29日〜4月19日にシアタートラムにて上演後、兵庫・豊橋・北九州・新潟を巡演いたします。
東京公演チケットは2026年2月14日(土)より一般発売する他、
2025年12月19日(金)よりcubit club plusにてチケット最速先行受付を実施します。
ケムリ研究室による“ナイーヴな人たちの小さな物語”。少数精鋭のキャストと紡ぐ会話劇に、どうぞご期待ください。

最新の公演情報はこちら→ https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/kemuri-no5
<ケムリ研究室とは>
劇作家、演出家、音楽家のケラリーノ・サンドロヴィッチと俳優・緒川たまきが2020年に立ち上げた演劇ユニット。企画、キャスティング他、多くのパートを二人三脚で担う。これまでに『べイジルタウンの女神』(2020/世田谷パブリックシアター他)、『砂の女』(2021/シアタートラム他)、『眠くなっちゃった』(2023/世田谷パブリックシアター他)、『べイジルタウンの女神』(再演・2025/世田谷パブリックシアター他)を上演。本作は第5回公演にあたる。

◆ケムリ研究室からのコメント◆
ケムリ研究室はケラリーノ・サンドロヴィッチと緒川たまきの演劇ユニットです。これまで4回の公演を行いました。ひとつ目は大金持ちの娘が乞食のフリをして生活するコメディ。ふたつ目は安部公房原作の舞台化で、砂の谷に棲む女とそこを訪れた男の不条理劇。みっつ目は完全管理された世界での、記憶を巡るディストピア冒険譚。よっつ目はひとつ目の再演。振り返ってみれば、壮大な夢を追う物語ばかりを紡いでまいりました。さて、いつつ目の今作は、これまでのように波瀾万丈なお話ではなく、つつましい、生活者たちの小さな夢を、そっと掬いとるような物語を紡ぎたいと思っています。人々の心の中で大きくなったり萎んだりする、喜びやら、哀しみやら、名づけ得ぬ複雑な感情やらを、大正、昭和初期の可愛げのある日本語にのせてお届けします。どうぞご期待ください。
◆作・演出家 プロフィール◆
ケラリーノ・サンドロヴィッチ<ケムリ研究室主宰>
劇作家、演出家、映画監督、音楽家。
1982年、ニューウェイヴバンド「有頂天」を結成。ボーカルを務め、86年にメジャーレーベルデビュー。インディーズブームの真っ只中で音楽活動を展開。並行して運営したインディーレーベル「ナゴムレコード」は、たま、筋肉少女帯、人生(電気グルーヴの前身)らを輩出した。80年代半ばから演劇活動にも進出。劇団「健康」を経て、93年に「ナイロン100℃」を結成。結成30年以上になる劇団のほぼ全公演の作・演出を担当。また、自らが企画・主宰する「KERA・MAP」「ケムリ研究室」(緒川たまき氏と共同主宰)等の演劇活動も人気を集める。99年の岸田國士戯曲賞受賞(『フローズン・ビーチ』)をはじめ、第51回紀伊國屋演劇賞個人賞、第68回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第24回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第26回読売演劇大賞最優秀作品賞・優秀演出家賞、第32回読売演劇大賞優秀演出家賞など、受賞歴多数。音楽活動では、ソロ活動や鈴木慶一氏とのユニット「No Lie-Sense」のほか、2014年に再結成されたバンド「有頂天」や「KERA&Broken Flowers」でボーカルを務め、ライブ活動や新譜リリースを精力的に続行中。
◆出演者 プロフィール◆

緒川たまき(おがわたまき)<ケムリ研究室主宰>
映画「Pu」でデビュー。以後映画、テレビ、舞台で活躍。2020年にケラリーノ・サンドロヴィッチと「ケムリ研究室」を旗揚げ。ケムリ研究室no.2『砂の女』(21)にて第56回紀伊國屋演劇賞個人賞、第29回読売演劇大賞最優秀女優賞受賞。近年の主な出演作品に【舞台】『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』『ベイジルタウンの女神』(25年)、『桜の園』(24年)、木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』(24年)、【ドラマ】「キャスター」(25年)など。
瀬戸康史(せとこうじ)
2005年にデビューし、舞台、映画、ドラマと幅広く活躍。近年の主な出演作品に【舞台】『A Number-数』(24年)、『笑の大学』(23年)、『世界は笑う』(22年)、『彼女を笑う人がいても』(21年)、【ドラマ】「119エマージェンシーコール」(25年)、「くるり~誰が私と恋をした?~」(24年)、「院内警察」(24年)、「鎌倉殿の13人」(22年)、【映画】「ドールハウス」(25年)、「スオミの話をしよう」(24年)、「違国日記」(24年)など。舞台『関数ドミノ』(17年)にて「第72回文化庁芸術祭」演劇部門新人賞。映画「愛なのに」(22年)で「第44回ヨコハマ映画祭」主演男優賞を受賞。

瀬戸さおり(せとさおり)
デビュー以降多くの作品に出演し、その存在感を発揮している。近年の主な出演作品に【舞台】『父と暮せば』(25年)、『兵卒タナカ』(24年)、『剥愛』(23年)、『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~』(23年)、『4000 マイルズ~旅立ちの時~』(22年)、『鷗外の怪談』(21年)、『きらめく星座』(22年)、【ドラマ】「夜の道標」(25年)、「ワタシってサバサバしてるから2」(25年)、「光る君へ」(24年)、「たそがれ優作」(23年)、「理想ノカレシ」(22年)、「寂しい丘で狩りをする」(22年)、「金魚妻」(22年)、【映画】「愛の病」(18年)など。

清水伸(しみずしん)
劇団ふくふくや副座長。舞台以外にも映像作品で幅広く活躍、話題作への出演多数。近年の主な出演作品に【舞台】『大串枠子の日常』(25 年)、『直江津、午前五時五十九分まで』(24年)、『エルスール』(22年)、【ドラマ】「DOPE」(25年)、「リベンジ・スパイ」(25年)、Amazon Prime「私の夫と結婚して」(25年)、Netflix「地面師たち」(24 年)、Apple TV+「Sunny」(24年)、「虎に翼」(24年)、「好きやねんけどどうやろか」(24年)、
「らんまん」(23年)、「鎌倉殿の13人」(22年)、「ユーチューバーに娘はやらん!」(22年)、【映画】「無頼」(20年)、「アンダードッグ」(20年)、「DEATH NOTE」(06年)など。

赤堀雅秋(あかほりまさあき)
劇作家、脚本家、演出家、俳優。『一丁目ぞめき』(上演台本)にて第57回岸田國士戯曲賞を受賞。映画初監督作品「その夜の侍」(12年)では同年の新藤兼人賞金賞、ヨコハマ映画祭・森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞した。作・演出・出演として近年の主な作品に、【舞台】『震度3』(25年)、『台風23号』『ボイラーマン』(24年)、『蜘蛛巣城』(23年)、『パラダイス』『ケダモノ』(22年)など。出演として、【舞台】ナイロン100℃『イモンドの勝負』(21年)、【ドラマ】Netflix「地面師たち」(24年)、「ガンニバル1.2」(22-24年)、【映画】「cloud」(23年)、「彼女がその名を知らない鳥たち」(17年)など。

萩原聖人(はぎわらまさと)
1993年「学校」、「月はどっちに出ている」、「教祖誕生」で日本アカデミー賞新人俳優賞、話題賞、95年『マークスの山』、97年『CURE』で同賞優秀助演男優賞ほか多数受賞。近年の主な出演作品に、【舞台】『こんばんは、父さん』(24年)、『「GOOD」-善き人-』(24年)、『しびれ雲』(22年)、『死神の精度~7Days Judgement』(18年)、【ドラマ】「恋は闇」(25年)、「ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」(25年)、「神の子はつぶやく」(23年)、【映画】「栄光のバックホーム」(25年)、「By 6 am 夜が明ける前に」(25年) 、「長崎—閃光の影で—」(25年)、「海の沈黙」(24年)、「島守の塔」(22年)など。

鈴木慶一(すずきけいいち) 【撮影:南賢太郎】
1970年頃より音楽活動を開始し、あがた森魚、はっぴいえんど等のサポート、また数多くの録音セッションを経験する。日本語によるロックの先駆的な活動を展開し、「はちみつぱい」を経て「ムーンライダーズ」を結成。バンド活動の傍ら、膨大なCM音楽、アイドル、演歌など幅広い楽曲提供とプロデュース、「Mother/Mother2」などのゲーム音楽に関わり、人々に大きな影響を与えている。ソロ・アルバム「ヘイト船長とラヴ航海士」、THE BEATNIKS「EXITENTIALIST A XIE XIE」にて日本レコード大賞優秀アルバム賞、「座頭市」「アウトレイジビヨンド~最終章~」の映画音楽にて日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞。「座頭市」はシッチェス国際映画祭最優秀音楽賞も受賞した。俳優としての顔も持ち近年は映画やドラマへの出演も多数。
<公演概要>
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:緒川たまき 瀬戸康史 瀬戸さおり 清水伸/
赤堀雅秋 萩原聖人/
鈴木慶一
【東京公演】
2026年3月29日(日)〜4月19日(日) シアタートラム
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 Tel.03-5432-1526
三軒茶屋駅[東急電鉄田園都市線(渋谷より2駅・5分)・世田谷線]
<料金> (前売・当日共/全席指定/税込)
平日公演 9,800円
土日公演 12,000円
U-25チケット★:4,800円(全日程共通/チケットぴあ・ローソンチケット前売のみ取扱)
★観劇時25歳以下対象。当日の開場時間から受付にて身分証明書提示の上、指定席券と引き換えます。座席はお選びいただけません。トラムシート(半お立見席)、見えづらいお席のご案内になる場合がございますので予めご了承ください。
中高生割引チケット★:1,000円(全日程共通/事前申込制/要学生証)
★中学・高校生の皆様にリーズナブルな価格でご観劇いただけるよう1,000円チケットをご用意しました! 詳細はキューブHPにてご確認ください。
東京公演チケット一般発売:2026年2月14日(土)
<チケット取扱>
- チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/kemuri-no5/
Pコード:538-263
セブン-イレブン店頭
- ローソンチケット
https://l-tike.com/kemuri-no5/
Lコード:32378
ローソン・ミニストップ店頭Loppi
- イープラス
ファミリーマート店頭
※世田谷パブリックシアターチケットセンター、オンラインチケットでの取扱はございません。
主催・お問合せ:キューブ 03-5485-2252(平日12:00〜17:00)
[託児サービスのご案内](定員有・要予約)
料金:2,600円 対象:生後6ヶ月以上9歳未満(障害のあるお子様についてはご相談ください)
申込:劇場HP内フォームから申込(ご希望日の1週間前までに)
【兵庫公演】
4月24日(金)〜4月26日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00〜17:00/月曜休み※祝日の場合翌日)
主催:キューブ/兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
協力:リコモーション
【豊橋公演】
4月29日(水祝) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
お問合せ:キューブ 03-5485-2252(平日12:00~17:00)
主催:キューブ
共催:公益財団法人豊橋文化振興財団
【北九州公演】
5月2日(土)〜5月3日(日) J:COM北九州芸術劇場 中劇場
お問合せ:J:COM北九州芸術劇場 093-562-2655(10:00〜18:00)
主催:公益財団法人北九州市芸術文化振興財団
共催:北九州市
【新潟公演】
5月9日(土)〜5月10日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
お問合せ:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00~19:00/休館日除く)
主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
【STAFF】
美術:秋山光洋 照明:関口裕二 音響:尾林真理 音楽:鈴木光介
衣装:伊藤佐智子 ヘアメイク:谷口ユリエ 演出助手:相田剛志 舞台監督:福澤諭志 松下清永
宣伝美術:雨 千砂子 宣伝撮影:福山楡青 宣伝衣装:伊藤佐智子 宣伝ヘアメイク:谷口ユリエ
宣伝小道具:高津装飾美術 東宝映像美術 東宝舞台 印刷:大熊整美堂
プロデューサー:高橋典子 プロデューサー補:浅見亜希子
制作:瀬藤真央子 重松あかり 家氏里奈子 票券:滑川優里 広報宣伝:北里美織子
製作:北牧裕幸
企画協力:ラウダ
協力:ワタナベエンターテインメント ジェイエフシーティー ウッディ コムレイド アルファエージェンシー
jism moonriders division
企画:ケムリ研究室(ケラリーノ・サンドロヴィッチ+緒川たまき)
製作:キューブ